RPAの導入と業務フロー作成スキルについて

 ‘AI’,’IoT’,’RPA’ 最近、私たちがよく目にする言葉です。技術革新によって人工知能による判断、インターネットとモノの融合、ロボットによる自動化が驚くほどのスピードをもって社会に浸透しようとしてきています。これらは私たちの仕事の仕方から社会全体を変えるほどのインパクトを持っています。新たな時代の幕開けに対してのしかるべき心得を持っておいたほうがよいでしょう。

 さて、今までの歴史を振り返ってみると人類はいくつかの大きな革命を経験して現在に至っています。大きな革命は3つあります。

①産業革命

 17世紀にイギリスで起きた産業革命により人間は「力仕事」を機械に代替させることができました。これにより労働生産性は飛躍的に向上しました。
そして大量生産・大量消費の時代へと入っていくことになります。

 

②インターネット革命

 20世紀に起こったインターネット革命により人々のやりとりは時空を超え、「いつでもどこでも」というユビキタスな状態が出現しました。
そして扱う情報量が爆発的に増加しました。現在の1日に扱う情報量は江戸時代の1年分の情報量に相当するともいわれています。

 

③AI革命

 21世紀はAI革命が起きようとしています。一言でいうと「自動化の時代」といえます。テクノロジーの発達によって人間がパソコンで行う処理はパターンを登録すれば自動で無人で実行されるようになります。大量のデータを収集することにより、より的確な判断が可能となり意思決定がしやすくなります。
今、私たちはこの新しい時代の入り口に立っているのだと思います。

 

 機械ができることは機械に、人間ができることは人間にという棲み分けがこれから必要になってくるのだと感じています。
政府が推進しているDX推進においてもRPAは重要なポジションを占める技術です。皆さまは業務フローをご存知でしょうか。
業務の流れを図示したものですが業務フローを作り出す作業は自動化の為の準備作業であり、業務の改善に役立つ作業です。
機械にはできない創造的な部分もあり、人間しか行えない領域でもあります。業務フローを作成する思考・スキルをつける
ことが現場主導のRPA導入のキーポイントだと考えています。岸田首相が推進しようとしている「リスキリング」にも通じるスキルであると考えています。

 「パソコンは1人1台」という時代はもう遠い昔の話となり、今や「RPAはひとり一台」といってもおかしくない時代に突入しています。
IT部門のお世話にならずとも各部門でエクセルのマクロを操るがごとくRPAを活用するようになるでしょう。ものが普及して一定の量を乗り越えるとき(専門用語で「キャズム越え」といいます)爆発的に普及していき価格もかなり低下していきます。このように業務インフラが変化することにより「働き方改革」が促進され生産性も向上していくものと確信しています。

RPAの導入と業務フロー作成スキルについて段階を追って説明していこうと思います。

(並木 政之)