E-E-A-TでGoogle検索に好かれたい、その2-中小事業者の事例
今回は以前、「E-E-A-TでGoogle検索に好かれたい」というタイトルのメルマガ記事を書きました。その続きとなります。
E-E-A-Tとは「Experience(経験)」、「Expertise(専門性)」、「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」の略でGoogleの「検索品質評価ガイドライン」のことでした。
じゃあ、それを満たすには具体的にどうすれば良いの?
そんな疑問も多いかと思いますので、
今回は街の工務店さんを事例に、ホームページのコンテンツについて
お話したいと思います。
住宅建築は一般的な消費者にとって一生に一度の買い物になるので住宅建築のポータルサイト、住宅情報誌、展示場見学と、慎重に情報を集めます。そういった方々に対し、住まいづくりの専門家としてシッカリと情報を提供していきたいものです。
この家を建てたいと考える見込み客の人は何を知りたいか?
その知りたいであろう情報とは何かを推しはかる必要があります。
「住宅メーカーにしようか、地元の工務店にしようか?」
「地元の工務店はどこに、どんな会社があるのか?」
「創業して何年くらい、地元で長いの、実績は?」
「親切に対応してくれるかな?」
「大工さんの腕は良いの?」
「アフターフォローはどうなの?」
例えばどんなコンテンツ、構成があるのかを以下に挙げてみます。
・伝えたいメッセージ、ポリシー
どんな施工技術があり、どのような人に、どのような価値を提供できるのか。住宅建築への想いや考え方、姿勢を分かりやすく伝えることで共感にも繋がります。
・会社案内
代表者名、資本金、創業年、住所などを表を使い一覧で掲載するレベルではなく、会社のビジョン、方針とは何か、社長のプロフィール、いつ創業してどういう経験をしてきたか、金融機関、公的機関との繋がりなど、会社としての信用や信頼性を伝えます。
・スキル、所持資格
会社自身、スタッフ、大工さんなどがどんな資格を持っているのか。実務に携わる上で必要な国家資格、建築、土木建築系の資格所持状況など。そこに働く人のプロフィールがあることで専門家としての信用が担保されます。
・商品、サービスの紹介
どんな部材を使い、どんな工法で、技術で、どのような住宅ができ、どんなこだわりや特徴があり、メリット、デメリットがあるのか知りたい。どのような住み心地なのか、本当に住みたい家なのかイメージすることを助けます。
・使用設備や機械などの紹介
設計をする人や大工さんが普段、作業でどんな道具や機械を使っているのか普段見ることの出来ません。そこにプロフェッショナルとしての信頼に繋がります。
・事例紹介、お客様の声
実際に建築した具体的な写真、図面、部材や工法、こだわったポイントなどなど。
依頼した施主の感想として課題になっていいたこと、依頼して良かったこと、要望など。そこに同様の悩みを持つ方がいればとても参考になります。
・Q&A
一般的な消費者の疑問に思うこと。今まで質問されたり、相談を受けていることを分かりやすく記事にします。様々な角度から、疑問に思うことなどが事前に解決できることは不安感を解消するのに役立ちます。
・ブログ
話し言葉で構いません。是非、現場での作業の様子など普段を伝えてください。普段、見ることのできない仕事の様子が分かると親近感がわきます。文章量は少なくてもこまめに更新することが大切です。
以上、いかがでしょうか。これらは定番のページ、コンテンツで特別なものはありません。しかし、消費者の方の「知りたい」に対し情報をしっかりと提供することで、自然に専門家としてGoogleにも認めてもらえます。というお話でした。
(ITコーディネータ 吉田 敦)