YouTubeを仕事で活用するなら知っておきたい4つのポイント

youtubeノウハウ

最近YouTubeを活用する企業が増えてきましたが、今回は仕事の結果に結びつける4つの要素についてお伝えさせていただきます。 

 さっそくですが、4つの要素とは 

①動画(撮影・編集) 

②ウェブ(アルゴリズム) 

③マーケティング(ファン作り) 

④プレゼンテーション(伝え方) 

です。 

 私が2008年にYouTubeを始めて15年間で今まで 自分の公式チャンネルで、1000本以上 関連チャンネルで、5000本以上 コンサルティングで、100チャンネル以上 見てきていますが結果を出しているチャンネルは、全てこの4つのバランスが上手く行っています。 

それでは1つずつ、説明していきます。 

【① 動画(撮影・編集)】

YouTube運用と言ったらまずほとんどの方が、動画をどうしようと考えるのではないでしょうか? 

もちろんYouTubeは動画を投稿して見てもらうプラットフォームなので、動画は必要不可欠です。 

 

 ただ撮影や編集でクオリティーを上げれば、仕事の結果も上がるかというとそうではありません。 

YouTubeで仕事に結びつく質(クオリティー)とは 

動画の質(面白さや綺麗さ、かっこよさなど)ではなく 

情報の質(情報の内容やわかりやすさ)です。 

 

 動画を出す側としては、かっこいい動画を見てほしいと思う方も多くいらっしゃいますが、視聴者が求めている物を出せているかが、結果に繋がってきます。 

 

 【② ウェブ(アルゴリズム)】 

動画を見てもらうプラットフォームは沢山ありますが、YouTubeを使う1つの理由には「多くの人に見てほしい」「拡散させたい」という理由も多く聞きます。 

もちろんYouTubeは拡散されやすいプラットフォームになっているので、適切なタイトルや説明、サムネイルなどを設定すれば、その情報を求めている視聴者に表示されやすいアルゴリズムになっています。 

 ただこう言ったテクニック的な事が好きな方は、アルゴリズムでどう設定したらより拡散されやすいなどばかり追求される方もいらっしゃるのですが、どれだけ拡散されて運が良く動画がバズったとしても、結果的には「商品」や「サービス」がしっかり伝わらなければ仕事には結びつきません。 

YouTubeを仕事で活用するとなると、①と②は多くの方がイメージできると思いますが、この2つだけでは、なかなか結果には結びつきません。 

残りの2つは仕事で考えれば当然の事なのですが、YouTube運用として考えると不思議なのですが、あまりまだ重要視されていません。 

ただやっぱり結果を出している企業は①②よりも③④に力を入れています。

 

 【③ マーケティング(ファン作り)】 

あくまでもビジネスなので、戦略が大切です。 

そもそもですがYouTubeをやる事が目的ではなく、仕事の結果を出すことが目的で、その手段の1つがYouTubeです。 

結果を設定し、そこから逆算すればYouTubeでどういう情報発信を行っていかなければいけないかは見えてきます。

 

 又YouTubeや他のSNSも同じですが、基本的には視聴者とコミュニケーションを行う所です。 

中には自分たちの都合のいい時だけ一方的に情報の押しつけを行っている企業もありますが、それでは誰にも受け入れられません。 

(ファン作り)と書いていますが、今は集客も採用も考え方的には、ファン作りがベースとなってきています。 コミュニケーションツールとして活用し、どうファンを増やしていくかという戦略が大切です。 

 

 【④ プレゼンテーション(伝え方)】

どれだけ良い情報でも、伝わらなければ意味がありません。 よく「顔出しって必要ですか?」とか「台本読んでも大丈夫?」とか聞かれることもあるのですが、営業に行って顔出ししなかったり、台本読むことってあります?

YouTubeや動画をどう考えているかわかりませんが、「仕事の情報発信=営業」です。 「動画だから…」という考え方を捨てない限り、私は仕事の結果には繋がらないと考えています。 

動画を出す側として考えるのではなく、「自分が視聴者だったら?」として考えれば誰でも答えはわかると思うのですが、なぜか「動画だから…」という言い訳が多くあるなと感じています。 

プレゼンテーションというと難しく考えてしまうかもしれませんが、普段リアルで営業や説明などでお話ししていることを、カメラに向かって話していただき、それを動画にしてYouTubeに置いておくことで、今まで情報が伝わらなかった人に情報が伝わり仕事に繋がるのが、結果に繋がっているYouTubeの活用方法です。

 

 

YouTubeで動画の視聴者は「人」です。 視聴者が「この商品・サービス良いな」「一緒に仕事したいな」など思ってもらわない限り、仕事の結果には結びつきません。 

それには動画でもこの4つの要素が必要であり、「動画だから…」という失敗に結びつきやすい思考を捨て、動画もYouTubeも「仕事だから…」の思考で運用していただき、結果に繋がるYouTube運用を行っていただく事を願っております。 

(ITコーディネータ 酒井 大輔